Design with AIAIと進める制作のリファレンス スキル

05 ・ 体験と画面

動くプロトタイプ

操作できる試作をつくり、あらかじめ決めた問いに答えを出すためのガイドです。見た目の仕上がりより、利用者が一連の操作をやり遂げられるか、仮説どおりの行動をとるかを確かめることを目的にします。

決めること
決めた問いへの答えと、結果から戻る先
主な成果
通しで操作できる試作、実装後に受け取る4項目、問いへの答えと次の行動
前後のガイド
仮説の元になる流れはUXフロー、画面の状態と見た目はUI画面のガイドで決めます。仮説が否定されたら、それらのガイドへ戻ります。

動くプロトタイプの工程と判断

概要

静止画の画面では、操作のつながり、入力のやり直し、途中での中断を判断できません。動くプロトタイプでは、決めた範囲を実際に操作できるようにし、その操作を観察して問いに答えます。5つの工程は、問いを決め、範囲を絞り、動かし、例外を補い、確かめる順に並んでいます。

向いている場面

  • 操作のつながりや、やり直し、中断を含めて体験を判断したいとき
  • 体験設計で立てた仮説を、実際の操作で確かめたいとき
  • 本番の実装を始める前に、作る範囲を判断する材料がほしいとき

このガイドで扱わないこと

  • 仮説の元になる体験の設計。仮説が否定されたときの戻り先として扱います。
  • 本番化の範囲と実装。05の結果を受けて、別に判断します。
  • 見た目の方向性だけの比較。操作できるところまで作る必要はありません。

全体の流れと分担

工程は01から05へ進みます。05で観察した結果に応じて、不具合なら03へ、仮説が否定されたら体験設計へ戻ります。仮説が支持されたら、次の問いを選んで01から始めるか、本番化の範囲を別に判断します。

動くプロトタイプの流れ 体験設計の後、01仮説を決める、02試す範囲を絞る、03一通り動かす、04例外に対応する、05使って確かめるの順に進む。05から、不具合なら03へ、仮説を否定したら体験設計へ、仮説を支持したら次の問いとして01へ戻る。本番化は範囲を別に判断する。 仮説を支持・次の問い 不具合 仮説を否定 体験設計前段 01仮説を決める 02試す範囲を絞る 03一通り動かす 04例外に対応する 05使って確かめる 本番化範囲を別に判断
実線の枠がこのガイドの工程、破線の枠はこのガイドの外で扱う判断です。05から出る線が、結果に応じた戻り先を示します。

工程ごとの分担

塗りつぶした印が判断、輪郭だけの印が作業です。
担い手 01仮説を決める 02試す範囲を絞る 03一通り動かす 04例外に対応する 05使って確かめる
人 判断:問いを選ぶ 判断:範囲と対象外を決める 判断:操作して体験を判断する 判断:対応する範囲を選ぶ判断:復帰できるか確かめる 判断:問いへの答えから次を決める
AI 事実と仮説、観察項目を整理する 操作の流れと画面を提案する 環境があれば実装と動作確認 例外の候補を整理する環境があれば実装 観察結果を整理する
開発担当者 なし なし AIの環境がなければ実装 AIの環境がなければ実装 なし
利用者 なし なし なし なし 試作を操作する

迷ったときの参照先

手元の状況に近いものから、該当する節を開いてください。

015工程のうち1

仮説を決める

このプロトタイプで答えを出す問いを一つ決め、操作のどこを見れば答えが分かるかを観察項目にします。

分担
  • 人判断:問いを選ぶ
  • AI材料を事実と仮説に分け、問いの候補と観察項目を整理する
材料
対象の利用者、困る場面、現時点の仮説
成果
問い、観察項目

考え方

操作できる試作は、作り始めると確かめたいことが増えていきます。最初に問いを一つ決めておくと、02で範囲を絞る基準になり、05で観察結果を読む基準にもなります。

問いは、利用者の操作を見て答えられる形で書きます。「〜できるか」「〜を選ぶか」のように行動を対象にした問いは、観察した人によって答えが変わりにくくなります。満足度や継続のように試作の操作では確かめられないことは、問いの背景として記録します。

材料から問いと観察項目を決める関係 利用者、困る場面、仮説の材料を、AIが事実と仮説に分ける。そこから出た問いの候補の中から、人が一つを選ぶ。選んだ問いから、行動や発言の観察項目を決める。 材料 AIが分ける 人が一つ選ぶ 観察項目 利用者 困る場面 仮説 事実 仮説 候補 問い 候補 行動 A 行動 B 発言 C
実線の枠は事実、破線の枠はまだ確かめていない仮説と、選ばなかった候補です。観察項目は、選んだ一つの問いからだけ導きます。

推奨と理由

  1. 事実と仮説を分けてから、問いの候補を出す

    理由分けないまま候補を出すと、確かめていない前提が問いの中に入ります。05で答えを読むとき、何が確かめられたのかが分からなくなります。

  2. 問いは一つに絞り、選ばなかった候補は記録しておく

    理由一つの試作で複数の問いに答えようとすると、02の範囲が広がり、観察結果がどの問いへの答えかを区別しにくくなります。記録した候補は、05の後で次の問いを選ぶときに使えます。

  3. 観察項目は、画面上の行動か発言で書く

    理由「分かりやすいと感じたか」より「確認画面で前に戻ったか」のほうが、記録する人によって判断が分かれにくくなります。AIに記録を整理させるときも、行動で書いた項目のほうが記録と照らし合わせやすくなります。

次へ進む目安

  • 問いが一文で書け、操作を見て答えられる
  • 観察項目がどれも、操作中の行動か発言として記録できる
  • 問いの前提に含まれる事実と仮説が区別されている

具体例

次回分のお届け日を変える

説明のための架空の例です。定期購入のサービスで、お届け日の都合が合わない回があっても、変更の手段が問い合わせしかない状況を想定します。以降の工程でも同じ例を使います。

材料
利用者は定期購入を続けている人。困る場面は、次回のお届け日に家にいない週があるとき。仮説は「次回分だけ日付を変えられれば、問い合わせや解約に進まずに続けられる」。
AIの整理
事実は、変更の手段が問い合わせだけであること。仮説は、利用者が次回分だけを変えたいと考えていることと、変えられれば続けること。続けるかどうかは試作の操作では確かめられないため、問いの背景として残す案が出た。
問い
通知から、次回分のお届け日だけを迷わずに変更できるか。(人が候補から選択)
観察項目
変更する回を選ぶ場面で止まるか/完了後に、以降の回が変わっていないかを確かめに行くか/途中で問い合わせ窓口を探すか

025工程のうち2

試す範囲を絞る

01の問いに答えるために必要な一連の操作と画面を決め、作らない部分を対象外として書き出します。

分担
  • AI問いと観察項目から、一連の操作と必要な画面を提案する
  • 人判断:範囲と対象外を決める
材料
01の問いと観察項目
成果
試す操作の流れ、必要な画面、対象外の一覧

考え方

範囲は、問いに答えるまでに利用者が通る画面で決めます。先に操作の始点と終点を決め、その間に必要な画面を並べます。始点は利用者がその操作を始めるきっかけ、終点は問いへの答えが観察できる状態です。

対象外を書き出すのは、作らないものを関係者の間でそろえるためです。03で実装を依頼するときも、05で利用者が対象外の箇所に触れたときも、この一覧をもとに扱いを決められます。

試す範囲と対象外 多数の画面のうち、始点から終点までの一連の操作が通る5つの画面だけを範囲にする。それ以外の画面は作らず、対象外として一覧に残す。 1始点 2 3 4 5終点 範囲問いに答えるまでに通る画面 一連の操作 対象外作らず、一覧に残す
範囲は、始点から終点までの一連の操作が通る画面です。線が通らない画面は作らず、対象外として名前だけを一覧に残します。

推奨と理由

  1. 始点と終点を先に決める

    理由入口と完了の状態が決まると、その間に必要な画面を問いから導けます。始点と終点が決まらないまま画面を並べると、関係しそうな画面がいくらでも増えていきます。

  2. 提案された画面ごとに、どの観察項目に必要かを確かめる

    理由観察項目に結びつかない画面は、作っても問いへの答えに使われません。AIの提案を採用する前の点検として、人が一つずつ照らし合わせます。

  3. 対象外の一覧を、03で実装を依頼するときに一緒に渡す

    理由実装する側が対象外の箇所を補って作り込むと、確かめる対象が広がり、05の観察結果を読みにくくなります。

次へ進む目安

  • 始点から終点までを、一続きの操作として説明できる
  • 各画面が、少なくとも一つの観察項目に結びついている
  • 対象外が一覧になり、関係者が同じ一覧を見ている

具体例

次回分のお届け日を変える

操作の流れ
  1. 通知を開く
  2. 次回のお届け内容
  3. お届け日を選ぶ
  4. 変更内容の確認
  5. 完了
始点と終点
始点は「お届け日が近づいています」の通知。終点は、次回分の日付が変わったことを示す完了画面。
対象外
商品や数量の変更、支払い方法、解約、以降すべての回の日程変更、ログイン
人の判断
AIの提案には「お届け履歴」の画面も含まれていた。どの観察項目にも結びつかないため、対象外にした。

035工程のうち3

一通り動かす

02で決めた範囲を始点から終点まで操作できる状態にし、人が自分で操作して体験を判断します。

分担
  • AI実装と動作確認ができる環境があれば、実装して動作を確かめる
  • 開発担当者その環境がなければ、実装を担う
  • 人判断:実際に操作して、体験を判断する
材料
02の操作の流れ、必要な画面、対象外の一覧
成果
通しで操作できる試作と、4項目の記録

考え方

この工程では、02の流れを始点から終点まで通して操作できることを優先します。データや外部との連携は仮のもので構いません。仮の部分を記録しておけば、05で利用者が止まったとき、原因が試作の仮の部分にあるのか、問いに関わる体験にあるのかを見分けられます。

担当は、AIが実装と動作確認をできる環境があるかで決めます。ここでいう環境は、AIがコードを書くことに加えて、試作を起動し、操作して結果を確かめられる状態を指します。その環境がなければ、開発担当者へ依頼します。どちらが実装した場合も、体験の判断は人が実際に操作して行います。

実装の担当と、人の判断へのつながり 02の範囲を受けて、AIが実装と動作確認をできる環境があればAIが実装し、なければ開発担当者が実装する。どちらの場合も4項目を渡し、人が操作して体験を判断する。 02の範囲 環境の有無 ある ない AIが実装・動作確認 開発担当者が実装 4項目 人が操作して判断
実装する担当は環境の有無で変わります。どちらの場合も同じ4項目を添えて人へ渡し、人が操作して判断します。

実装後に受け取る4項目

実装した側から、試作を操作する人が受け取る記録です。AIが実装した場合も、開発担当者が実装した場合も、同じ4項目を受け取り、これをもとに試作を開いて確かめます。

起動方法
どこで、どの手順で開くか。人や利用者が、実装した人の手を借りずに開けるように書きます。
試す操作
02の始点から終点までの手順と、どこまで進めば完了か。
仮の部分
固定のデータ、見た目だけのボタン、本番とは違う動きをする箇所。検証のために問題をあえて残した箇所があれば、その意図と評価対象もここに書きます。
未実装の部分
範囲内でまだ動かない箇所と、対象外として作っていない箇所。

推奨と理由

  1. 次へ進む前に、人が自分で通しの操作をする

    理由動作確認で分かるのは、決めた手順どおりに動くかどうかです。操作の流れが自然か、どこで迷うかは、操作した人が判断します。

  2. 見つけた問題は直して確かめ直し、残すのは検証の目的で必要な場合に限る

    理由既知の問題を残したまま05へ進むと、利用者がその箇所で止まり、問いへの答えを観察できないことがあります。通常は直したうえで、人がもう一度通しで操作して確かめます。01で決めた問いが直す前と後の比較である場合のように、問題のある状態そのものが評価の対象になるときだけ、その状態を保持します。保持する場合は意図と評価対象を4項目の「仮の部分」に書き添え、05で結果を読む人が直し忘れと区別できるようにします。

  3. 実装中に範囲を広げたくなったら、02に戻って決め直す

    理由実装の途中で足した画面は対象外の一覧と食い違い、確かめる対象が変わります。戻って決め直せば、一覧と試作がそろったまま進められます。

次へ進む目安

  • 始点から終点まで、止まらずに操作できる
  • 人が自分で操作し、体験について気づいた点を言葉にしている
  • 見つけた問題は直して確かめ直し、保持した箇所には意図と評価対象を記録している
  • 4項目が書かれ、次に操作する人が読んで試作を開ける

具体例

次回分のお届け日を変える

起動方法
共有されたアドレスを開き、スマートフォンの画面幅で表示する。
試す操作
通知を開き、次回分のお届け日を変更して、完了画面まで進む。
仮の部分
選べる日付は固定のデータ。変更しても実際の注文は変わらない。
未実装の部分
ログイン、通知の実際の送信。以降すべての回の変更は対象外。
人の判断
通しで操作したところ、日付を選ぶ画面で、次回分だけの変更か以降すべての変更かを区別しにくかった。見出しと確定ボタンの文言を次回分だけの変更だと分かる表現に直し、もう一度通しで操作して区別できることを確かめた。
保持しない理由
01の問いは、次回分だけを迷わずに変更できるかを確かめるもので、直す前と後の表示を比べることは目的に含まれていない。そのため、直す前の表示は残さなかった。

045工程のうち4

例外に対応する

通しの操作から外れる場面のうち、問いに答えるために必要なものを選んで対応し、利用者が元の流れへ戻れるようにします。

分担
  • AI操作の流れから、入力ミス・中断・復帰の候補を整理する
  • 人判断:対応する範囲を選ぶ
  • AI環境があれば、選んだ例外を実装する
  • 開発担当者その環境がなければ、選んだ例外を実装する
  • 人判断:例外を実際に起こし、元の流れへ戻れるかを確かめる
材料
02の操作の流れ、03の試作と4項目
成果
対応した例外とその戻り先、記録だけを残した候補

考え方

例外をすべて作ろうとすると、作業は本番の実装に近づき、試作の範囲を超えます。選ぶ基準は、利用者がその場面で止まったときに、問いに答えられなくなるかどうかです。答えられなくなる例外には対応し、止まっても答えに影響しない例外は記録だけを残します。記録した候補は、本番化の範囲を判断するときの材料になります。

例外は三つに分けて考えます。入力ミスは同じ手順でやり直せること、中断は離れたあとに再開できること、復帰は前の手順へ戻っても選んだ内容が失われないことを確かめます。

操作の流れから外れる例外と、元の流れへの戻り方 始点から終点までの操作の流れに対し、入力ミスは同じ手順へ戻り、中断は離れたあと同じ手順から再開し、復帰は前の手順へ戻る。この三つには対応する。ほかの二つの候補は記録だけを残す。 記録のみ 記録のみ 中断と再開 入力ミス 復帰 始点 終点
横線が02で決めた操作の流れです。実線の例外には対応し、どれも元の流れへ戻る形で終えます。破線は、問いへの答えに影響しないため記録だけを残す候補です。

推奨と理由

  1. 候補は、操作の手順ごとに出す

    理由手順に結びついた候補は、どの画面で起きるかが分かるため、問いとの関係を判断しやすくなります。

  2. 選ぶ基準を問いに置く

    理由起きやすさだけで選ぶと、問いと関係のない例外に手間を使い、問いに関わる例外が後回しになります。

  3. 確認は、人が実際に例外を起こして行う

    理由復帰できたかどうかは、案内が表示されたあとに元の操作を続けられるかで判断します。画面の表示を見るだけでは、選んだ内容が残っているかまでは分かりません。

次へ進む目安

  • 対応した例外ごとに、起こし方と戻り先が書かれている
  • 人が各例外を実際に起こし、元の流れへ戻れた
  • 記録だけを残した候補が、理由とともに残っている

具体例

次回分のお届け日を変える

AIが整理した候補と、人の判断
手順候補種類人の判断
お届け日を選ぶ締め切りを過ぎた日を選ぶ入力ミス対応する。問いの操作の途中で起きうる
お届け日を選ぶ選んでいる途中で閉じ、通知から開き直す中断対応する。通知から再開する場面を観察したい
変更内容の確認前の画面へ戻り、日付を選び直す復帰対応する。選んだ日付が残るかが問いに関わる
変更内容の確認確定を二度押す入力ミス記録のみ。答えに影響しないため、本番化で扱う
通知を開く通信が途切れる中断記録のみ。問いの操作との関係が薄い

055工程のうち5

使って確かめる

対象の利用者、または人が試作を操作し、01の問いへの答えを出して、次に何をするかを決めます。

分担
  • 利用者試作を操作する(頼めない場合は人が操作する)
  • AI観察結果を、観察項目ごとに整理する
  • 人判断:問いへの答えを読み、次を決める
材料
01の問いと観察項目、03・04の試作と4項目
成果
問いへの答え、次の行動と戻り先

考え方

観察結果は、問いへの答え、不具合、問いの外で見つかったことの三つに分けて読みます。不具合は実装へ戻して直し、同じ問いで確かめ直します。仮説が否定されたら、体験設計へ戻って仮説と体験を見直します。

仮説が支持された場合も、この結果だけで本番化は決まりません。試作には仮の部分と対象外があるため、本番でどこまで作るかは別に範囲を判断します。そのときは、03の4項目と、04で記録だけを残した候補が材料になります。

観察結果から次を決める分かれ道 AIが整理した観察結果を、人が問いへの答えとして判断する。不具合なら03・04で直す。仮説を否定したら体験設計で見直す。仮説を支持したら次の問いを選んで01へ戻る。本番化を検討する場合は範囲を別に判断する。 観察結果AIが整理 問いへの答え人が判断 不具合 仮説を否定 仮説を支持 本番化を検討 03・04で不具合を直す 体験設計で仮説を見直す 次の問いを選んで01へ 本番化の範囲を別に判断
AIが整理した観察結果を、人が問いへの答えとして読み、戻り先を決めます。破線の枠は、このガイドの外で扱う判断です。

推奨と理由

  1. 操作するのは、できるだけ対象の利用者にする

    理由制作に関わった人は操作の流れを知っているため、初めて使う人が迷う場面で迷わないことがあります。利用者に頼めず人が操作した場合は、その条件を結果と一緒に残します。

  2. AIの整理は、元の記録と照らしてから使う

    理由整理の段階で、観察した行動とそこからの解釈が混ざることがあります。問いへの答えは、行動の記録にもとづいて人が出します。

  3. 不具合と仮説の否定を分けてから、戻り先を決める

    理由不具合で止まった操作を仮説の否定と読むと、確かめられていない仮説を捨てることになります。不具合を直して同じ問いで確かめ直せば、仮説について判断できます。

次を決める目安

  • 問いに対して、はい・いいえ、または条件つきの答えを書ける
  • 各観察に、問いへの答え・不具合・問いの外の発見のいずれかが付いている
  • 次の行動と戻り先が決まり、関係者に共有されている

具体例

次回分のお届け日を変える

AIの整理
  • 操作した全員が完了画面まで進んだ。問いへの答え
  • 変更する回と日付を選ぶ場面で、止まった人はいなかった。問いへの答え
  • 完了後に、以降の回のお届け日が変わっていないかを確かめに行った人が複数いた。問いへの答え
  • 完了後に次回のお届け内容を開くと、変更前の日付が表示された。不具合
  • 支払い方法も変えたいという発言があった。問いの外の発見
問いへの答え
次回分の日付は迷わずに選んで変更できるが、完了後に以降の回が変わっていないかを確かめたくなる。(人が記録と照らして判断)
次の行動
表示の不具合は03へ戻して直す。完了後に以降の回の予定をどう伝えるかは体験設計へ戻して見直し、直した試作で同じ問いを確かめ直す。支払い方法の発言は次の問いの候補として記録する。本番化はまだ判断しない。

結果から戻る先

05で分かったことに応じて、戻る先と次にすることを決めます。一つの試作から複数の行に当てはまる結果が出ることもあります。その場合は、行ごとに分けて扱います。

分かったこと戻る先次にすること
不具合で操作が止まった03 一通り動かす。例外の不具合は04不具合を直し、同じ問いで確かめ直す
仮説が否定された体験設計(UXフロー・UI画面のガイド)仮説と体験を見直し、新しい問いを立てて01から始める
仮説が支持された01 仮説を決める記録してある候補から、次に確かめる問いを選ぶ
本番化を検討する本番化の範囲の判断03の4項目と、04で記録だけを残した候補を材料に、本番で作る範囲を別に判断する
問いの外で発見があった記録次の問いの候補として、01で扱う